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COLUMN

コラム


その処置が一生の傷跡に?子供の怪我ケアで親が絶対に知っておくべき「乾かさない」新常識【子供のスキンケアを考えるシリーズ】



毎朝の「健康的な朝食」が実は肌荒れの原因?固定化されたルーティンに潜む意外な落とし穴とは【子供のスキンケアを考えるシリーズ】

なぜ「朝食」が肌の運命を左右するのか   肌の調子と食べ物が密接に関わっていることは、多くの方が既にご存知でしょう。脂っこいものを食べ過ぎれば吹き出物ができたり、ビタミン不足で肌がくすんだりすることは日常的に経験するものです。 しかし、数ある食事の中で、肌質や体調、さらには健康管理において最も影響力が大きいのが「朝食」であるという事実に気づいている人は意外と多くありません 。 ここで言う「朝食が大事」という意味は、単に「朝から栄養バランスの良いものを食べましょう」という一般的な栄養指導の話ではありません。何を食べるかが、その人の美容やスキンケア、そして日々のコンディション形成に、私たちが想像している以上に深く根ざしているという話です 。 なぜ昼食や夕食ではなく、朝食がそれほどまでに重要なのか。その理由は、現代人の多くが抱える「食事のルーティン化」という生活習慣の中に隠されています。   現代家庭が陥る「同じメニュー」の罠 少しご自身の生活を振り返ってみてください。昨日の昼食は何を食べましたか?一昨日の夕食は何でしたか?おそらく、日によって違うメニューを選び、その時の気分や状況に合わせて好きなものを食べているはずです 。 では、朝食はどうでしょうか。 多くの家庭において、朝食のメニューはほぼ固定化されています。パンとコーヒー、あるいはご飯と味噌汁、シリアルとヨーグルトなど、毎朝決まったパターンを繰り返しているケースが圧倒的に多いのです 。 これには明確な理由があります。朝はとにかく時間がありません。忙しい朝の時間帯に、イチから献立を考えて調理をするのは大変な労力です。時間を節約したい、効率的に済ませたいという心理から、調理が簡単で手軽に食べられるメニューが選ばれ、それが「我が家の朝の定番」として定着していきます 。 この「毎日同じものを食べ続ける」という習慣こそが、実は肌トラブルや体調不良の盲点となっているのです。   「体に良い」と思い込んでいる習慣が不調を招く 近年、食品アレルギーの世界でも注目されている視点があります。それは、特定の食品を毎日摂取し続けることによって引き起こされる不調の存在です。 典型的な例として挙げられるのがヨーグルトです 。 ヨーグルトは一般的に「体に良いもの」「腸内環境を整えるもの」として認識されています。健康のため、あるいは美容のために、毎朝欠かさずヨーグルトを食べているという方も多いでしょう。しかし、もしその人が実はヨーグルトに対して体に合わない体質(遅延型アレルギーなど)を持っていたとしたらどうなるでしょうか 。 本人は「健康のために良いことをしている」と信じて疑いません。しかし、体の中では毎朝摂取されるアレルゲンに対して反応が起き、それが「なんとなく体がだるい」「肌の調子が優れない」「謎の不調が続く」という形で現れることがあります 。 厄介なのは、これが毎日の習慣であるがゆえに、原因が朝食にあるとは夢にも思わないことです。不調の原因をストレスや睡眠不足、あるいは原因不明の病気だと考えてしまい、一番身近な「毎朝のヨーグルト」を疑うことはありません 。 昼食や夕食のように日によってメニューが変われば、体調の変化と食べ物の因果関係に気づきやすいかもしれません。しかし、朝食は毎日同じであるため、不調も慢性化しやすく、原因の特定を困難にさせてしまうのです。   朝食を変えるだけで肌が変わる可能性 このメカニズムを知ることは、逆に言えば、長年悩んでいた肌トラブルや体調不良を劇的に改善するチャンスでもあります。 もし今、あなたが「毎日しっかりケアしているのに肌が荒れる」「なんとなくいつも調子が悪い」と感じているなら、まずは毎朝の食事を見直してみてください 。...

【子供の肌荒れ】原因は洗濯かも?柔軟剤を使わない方がいい理由と肌へのリスク【子供のスキンケアを考えるシリーズ】


子供の乾燥肌は「洗いすぎ」が原因?肌バリアを守る洗浄頻度とお風呂の習慣【子供のスキンケアを考えるシリーズ】

子供の乾燥肌は「洗いすぎ」が原因?肌バリアを守る洗浄頻度とお風呂の習慣【子供のスキンケアを考えるシリーズ】     子供の肌荒れや乾燥に悩み、良かれと思って毎日しっかり体を洗っているパパ・ママへ。 実はその「清潔にする習慣」が、逆にお子さんの肌バリアを壊し、トラブルを招いている可能性があることをご存知でしょうか。子供の肌は大人とは構造的に全く異なります。大人の感覚でケアを続けると、未熟な肌には大きな負担となってしまうのです。 本記事では、ブランドディレクターが語る「子供の肌の特性」に基づいた、本当に必要な洗浄強度とお風呂習慣について深掘りします。常識を覆す「洗わない勇気」を持つことで、子供本来の美しい肌を取り戻す方法を具体的に解説します。   子供の肌と大人の肌は「全くの別物」であるという事実 まず大前提として理解しなければならないのは、「子供の肌と大人の肌は構造的に全く異なる」ということです。 子供の皮膚は大人に比べて非常に薄く、未熟です。具体的には、肌の表面にある「角層」と呼ばれる部分が薄く、外部刺激から肌を守るバリア機能が大人ほど発達していません。大人の肌であれば耐えられる多少の洗浄や摩擦も、子供の繊細な肌にとってはバリア破壊の大きな要因となります。 無意識の習慣が肌を傷つけている 日々の生活の中で、私たちは無意識のうちに自分(大人)と同じ感覚で子供のケアをしてしまいがちです。 「自分が毎日石鹸やボディソープでしっかり洗ってサッパリしているから、子供も同じように洗ってあげなければならない」 そう思い込んでいませんか?しかし、この大人の常識による無意識の習慣こそが、子供の肌トラブルを引き起こす最大の要因になり得るのです。肌のバリア機能が弱い子供に対して、大人と同じ頻度・強度で洗浄を行うことは、未熟な肌を毎日傷つけ続けていることと同義かもしれません。 お風呂は「汚れ」を落とす場所か、「バリア」を落とす場所か お風呂に入る主な目的は「汚れを落とすこと」です。これは間違いありません。しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。「汚れ」とは一体何でしょうか?そして、それを落とす代償として何を失っているのでしょうか。 洗浄という行為の難しさ 一般的に私たちが想定する日常の汚れとは、以下のようなものです。 砂埃や空気中のチリ ウイルスや花粉 食べこぼし 汗や皮脂 これらを落とすために、毎日たっぷりの泡で体をこすり洗いしているご家庭が多いでしょう。しかし、皮膚科学の視点で見ると、「汚れだけを落とす」という行為は非常に難易度の高いミッションです。 なぜなら、洗浄剤を使って汚れを落とそうとすると、汚れと同時に**「肌を守っている大切な成分」まで洗い流してしまう**からです。 失われている「天然の保護成分」 私たちの肌には、以下のような天然の保護成分が存在します。 皮脂膜:肌の水分蒸発を防ぐ天然のクリーム NMF(天然保湿因子):角質の中で水分を抱え込む成分 細胞間脂質(セラミド等):細胞同士をつなぎとめ、バリア機能を形成する これらが正常に働いているおかげで、肌は乾燥せず、健康な状態を維持できます。 しかし、石鹸やボディソープに含まれる界面活性剤は、油分を水に溶かす働きがあります。これは余分な皮脂汚れを落とすのに役立ちますが、同時に肌に必要な皮脂や保湿成分まで根こそぎ奪ってしまうリスクがあります。 つまり、汚れを落として綺麗にしようとすればするほど、肌のバリア機能まで削ぎ落としてしまうというジレンマがお風呂という習慣には潜んでいるのです。特にバリア機能が未発達な子供の肌において、このダメージは深刻です。 必要以上にバリア機能を奪われた肌は、乾燥してカサカサになるだけでなく、アレルゲンなどの外部刺激が侵入しやすい状態になります。これが、慢性的な乾燥肌や、場合によっては食物アレルギーの発症リスクを高める要因にもなりかねません。   「汚れの8割」はお湯だけで落ちるという真実...

【新常識】子供の手洗いは「食前」より「食後」が重要?食物アレルギーを防ぐ正しいケア【子供のスキンケアを考えるシリーズ】

子供のスキンケアと手洗いの新常識|食後のケアが食物アレルギー予防に繋がる理由     子供の衛生管理において、手洗いは基本中の基本です。学校や幼稚園、そして家庭でも、食事の前には手を洗うことが当たり前のように教育されています。しかし、最新のスキンケアやアレルギーのメカニズムを考慮したとき、本当に重要なのは食事の前よりも食事の後の手洗いであるという事実をご存知でしょうか。 多くの親御さんが、手が汚れているから、風邪を引かないように、という理由で食前の手洗いを徹底しています。もちろん、それも大切ですが、子供の将来の健康、特に食物アレルギーのリスクを考えると、優先順位を見直す必要があります。 本記事では、なぜ食後の手洗いがアレルギー予防において決定的に重要なのか、その科学的な背景と、今日から実践できる具体的なケア方法について深掘りして解説します。   なぜ手洗いの目的を再定義する必要があるのか 子供の手洗いを考える際、まずはその目的を明確にする必要があります。一般的に考えられる理由は以下の通りでしょう。 手についた泥やホコリなどの汚れを落とすため 風邪やインフルエンザなどのウイルス感染を防ぐため これらはもちろん正当な理由です。しかし、視点を変えて長期的な子供の健康リスクを考えたとき、最も避けるべき事態は何でしょうか。それは、一度発症すると何十年にもわたって生活に制限をもたらす食物アレルギーです。 実は、手洗いのタイミングと質は、この食物アレルギーの発症メカニズムと密接に関係しています。風邪は数日で治癒することがほとんどですが、アレルギーは一生の付き合いになることも少なくありません。リスクの重みづけを変えることで、日々のケアの優先順位が劇的に変わります。   食物アレルギー発症のメカニズム:経皮感作とは   かつて食物アレルギーは、原因となる食べ物を口から摂取することで発症すると考えられていました。しかし、近年のアレルギー研究において、その常識は覆されています。現在、有力視されているのが経皮感作というメカニズムです。 経皮感作とは、肌(皮膚)からアレルゲンが侵入することでアレルギー反応の準備状態が作られることを指します。具体的なプロセスは以下の通りです。 皮膚バリアの破壊 肌が乾燥していたり、荒れていたりすると、皮膚のバリア機能が低下します。子供の皮膚は大人の約半分の薄さしかなく、非常にデリケートであるため、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。 アレルゲンの侵入 バリア機能が低下した肌に、食べ物(アレルゲン)が付着します。このとき、アレルゲンは皮膚の内部へと侵入してしまいます。 異物としての認識と抗体の産生 皮膚から入ってきた食べ物を、体は異物(敵)だと認識します。そして、その敵を攻撃するためのIgE抗体という武器を作り出します。 経口摂取による発症 すでに体内で抗体が作られた状態で、その食べ物を口から食べると、体は激しい拒絶反応(アレルギー反応)を起こします。 つまり、食べる前に皮膚から入ってしまうことこそが、食物アレルギーの大きな引き金となっているのです。このメカニズムを理解すれば、なぜ食後の手洗いが重要なのかが見えてきます。   子供特有の行動とリスク管理 子供、特に乳幼児や小学校低学年くらいの子供たちは、食事中に手や口の周りを汚すことが日常茶飯事です。 手づかみ食べをする こぼしたものを手で触る 食べ物がついた手で顔や体を触る 親に抱きつく こうした行動により、皮膚に高頻度で食品成分が付着します。もし、その状態で放置されれば、デリケートな子供の肌からアレルゲンが侵入し、感作が成立してしまうリスクが高まります。...

子供の肌荒れは「洗いすぎ」が原因?食物アレルギーを防ぐ“引き算”のスキンケア【子供のスキンケアを考えるシリーズ】


石油は天然成分?合成成分?現役化粧品開発者が語る「石油由来」の真実とオーガニックのはなし

🌿 石油は天然成分?合成成分?現役開発者が語る「石油由来」の真実とオーガニックの誤解     👋 はじめに:SNSで議論される「石油 vs 天然」の終わらない論争   SNSや美容好きの間で、何十年も議論され続けているテーマがあります。それは「石油成分は天然なのか、合成なのか」、そして「石油由来の成分は肌に悪いのか」という話題です。 特にオーガニックコスメやナチュラルコスメを好む方ほど、「石油は危険、天然は安全」と考えがちです。しかし、元々オーガニックコスメメーカーの研究員として10年働き、現在は自身のブランドを展開している私の視点からすると、その認識には大きな誤解があります 。 この記事では、化粧品成分としての「石油」の正体と、安全性についての真実を解説します。   🤔 1. 「石油は肌に悪い」という誤解はなぜ生まれたのか?   まず大前提として知っておいていただきたいのは、「天然由来か石油由来か」ということと、「成分の安全性」は全く別物であるということです 。 どのメーカーも原料や製品単位で厳格な安全性試験を行っており、由来が何であれ、安全性が確認されたものが製品化されています 。   🕰️ 過去の歴史が作った「悪いイメージ」 では、なぜ「石油=悪」というイメージが定着したのでしょうか?これには化粧品の歴史が深く関わっています。 1950年代〜60年代頃、石油由来の成分が使われ始めた当初は、まだ精製技術が未熟でした 。そのため、取り除ききれなかった不純物が肌に悪さをし、社会現象になるような肌トラブルを引き起こした時代があったのです 。   この当時の記憶や情報が語り継がれ、「石油由来は危険だ」という風潮が根付いてしまいました 。しかし、技術が進歩した現在では不純物はきれいに取り除かれ、医薬品にも使われるほど安全で純度の高い成分になっています 。   🦠👨🔬...

【乾燥肌・手荒れに悩む方へ】現代人は洗いすぎ。見落としがちな「洗いすぎ」のサインと、肌を守るクレンジング習慣

🧴【乾燥肌・手荒れに悩む方へ】現代人が見落としがちな「洗いすぎ」のサインと、肌を守るクレンジング習慣   🤔 はじめに:もしかして、あなたも「洗いすぎ」かも?    私たち「ミューレ」は、第一弾の商品として、「洗いすぎ」という現代人の習慣に着目したクレンジング「セラクレンズ」を開発しました。このコンセプトの根底にあるのは、多くの人が気づいていない「洗いすぎ」の罠です。 実は、私たちは無意識のうちに肌に大きな負担をかける行為を繰り返しているかもしれません。この記事では、「洗いすぎ」が肌に与える影響と、新しいケア習慣の重要性についてお話しします。   ⚠️ 現代人の盲点:なぜ私たちは「洗いすぎる」のか  私たちが「洗いすぎる」背景には、「ただ洗うことが、めちゃくちゃ良いことだ」と思いすぎている節があります。特に衛生意識が高まる現代において、清潔に保つことが最優先され、その回数が増えがちです。 一度、ご自身の手や顔を「1週間に何回洗っているか」回数を数えてみることをおすすめします。そうすることで、無意識に行っている「過度な洗浄行為」が可視化されるでしょう。   🆘 過度な洗浄が引き起こす「肌への負担」   あなたは、美容師さんがほとんど手荒れしているという現実をご存知でしょうか?彼らは「とても難しい行為をたくさんしている」のです。つまり、頻繁な洗浄は、健康な肌にとって「とっても難しい行為」であり、大きな負担となっています。 過度な洗浄は、肌本来のバリア機能に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまいます。これにより、肌の乾燥が進み、手荒れ、肌荒れ、赤みなどの肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。   【図1:健康な肌と洗いすぎた肌の比較】 左側の健康な肌はバリア機能が整い水分を保持していますが、右側の洗いすぎた肌はバリアが壊れ、水分が蒸発して外部刺激を受けやすくなっています。   🛡️ 【解決策】「洗いすぎ」習慣に着目したクレンジング『セラクレンズ』    こうした「洗いすぎ」の習慣に、根本からアプローチするために生まれたのが、ミューレの「セラクレンズ」です。 セラクレンズは、「汚れを落とす」ことと「肌を守る」ことのバランスを徹底的に追求して開発されました。単に洗浄力が強いだけでなく、肌の潤いを守りながら、必要なものだけを残すというコンセプトに基づいています。 あなたの肌の悩みが、もしかしたら「合わないスキンケア」ではなく、「洗いすぎ」という習慣そのものにあるとしたら?セラクレンズは、その習慣を見直し、肌への負担を最小限に抑える新しい選択肢を提供します。   ✨ 肌を守り、潤いを育む新しいクレンジング習慣の始め方 何を使うかはクレンジングにおいて大きい要素ではないと考えています。何を使うかよりもどう使っているか、何回やっているかの方がクレンジングにおいてははるかに重要な要素だと考えています 洗浄回数の見直し: まずは「洗いすぎ」の回数を減らせないか意識することから始めましょう。 優しい洗浄:...

「毛穴が詰まる」は本当に見える?化粧品メーカー研究者が語るSNSで話題の疑問

🧐 「毛穴が詰まる」は本当に見える?化粧品メーカー研究者が語るSNSで話題の疑問   🔍 SNSで頻繁に見る「毛穴が詰まる」という話題の不思議 美容に関する情報が溢れるSNSを見ていると、「この成分が毛穴に詰まる」「この商品を使うと毛穴が詰まる」といった話題を非常に頻繁に目にします。特に「酸化亜鉛が毛穴に詰まる」といった具体的な成分名が挙げられることも少なくありません。また、「毛穴が黒ずむ」といった話題もよく見られますが、今回は「毛穴が詰まる」という現象に焦点を当ててみたいと思います。 しかし、化粧品の開発に携わるメーカーの人間として、この「毛穴が詰まる」という現象が目視できるのか、という点に昔から大きな疑問を感じていました。   裸眼や鏡で「毛穴の詰まり」は本当に見えるのか?   皆様は、鏡で自分の顔を覗き込んだ際、「毛穴が詰まっている」様子をはっきりと確認できるでしょうか? 個人的な見解として、鏡に顔をかなり近づけたとしても、あるいは遠ざけたとしても、「毛穴が詰まる」という状態を明確に理解することは難しいと感じています。 そもそも毛穴は非常に小さいため、肉眼で「詰まっているかどうか」を確認することは不可能に近いのではないでしょうか。視力の良い方なら見えるのかもしれませんが、視力2.0であったとしても、「毛穴の詰まり」までは見えないというのが、僕自身の経験です。 毛穴自体が見えることはあると思いますが、その「詰まり」の状況までを肉眼で確認するのは、極めて難しいはずです。 それにもかかわらず、SNSでは「毛穴が詰まっている」という話や、「この成分・原料が毛穴に詰まる」という議論で大いに盛り上がっています。これは非常に不思議な現象だと感じています。   🔬 詰まっている「ように見える」が正解ではないか?   SNS上での議論は、美容を楽しむ上での大切な要素であり、商品レビューや批評の文化も否定するつもりは全くありません。しかし、この「毛穴が詰まる」という現象については、**「毛穴に詰まったように見える」**という表現が、より実態に近いのではないかと考えています。 本当に毛穴に詰まっているかどうかは、毛穴が小さいため肉眼では確認できません。例えば、電子顕微鏡のような高い精度の顕微鏡で観察すれば、「毛穴に詰まっている」状態が判明する可能性はあります。しかし、日常の目視レベルでは、「詰まっているかどうかは分からないけれど、詰まったように見える」というのが現実ではないでしょうか。 この捉え方の違い—「毛穴が詰まる」と捉えるか、「毛穴が詰まったように見える」と捉えるか—は、化粧品開発のアプローチにおいて非常に大きな差を生みます。   🧪 酸化亜鉛(Zinc Oxide)を例に考察する「詰まって見える」理由   「毛穴に詰まる」という話でよく登場する成分の一つに、「酸化亜鉛(Zinc Oxide)」があります。酸化亜鉛は、酸化チタンと共に、UVカット剤(紫外線散乱剤)として日焼け止めや化粧品に広く使用される原料です。 化粧品メーカーの開発者として、数多くの原料を見ている経験から、酸化亜鉛がなぜ「毛穴に詰まって見える」のか、その個人的な見解を解説します。   1. 酸化亜鉛の「白さ」と「凝集しやすい」特性   酸化亜鉛が毛穴に詰まって見える要因は、主にその「色」と「粒子特性」にあると推測されます。...

習慣は見えない。無意識の習慣こそが肌トラブルの真犯人?!根本原因を見つける「洗い出し」術

💡 動画で視聴する  玄関を右足から?習慣は見えない。無意識の習慣こそが肌トラブルの真犯人?!根本原因を見つける「洗い出し」術   はじめに:なぜあなたの肌トラブルは治らないのか?   私たちは日々、多くの行動を無意識で行っています。例えば、昨晩の夕食に何を食べたか、玄関を出るときにどちらの足から踏み出したか—ほとんどの人は意識していないはずです。 この意識せず繰り返される「無意識の習慣」こそが、長引く肌トラブルや体調不良の真の原因となっている可能性が高いと考えています。 この記事では、無意識の習慣が肌に与える影響と、原因を特定するために私自身が実践した、生活習慣の「洗い出し」という困難で重要な作業について詳しく解説します。   1. 習慣は「無意識」に移行し、ミスを見えなくする   ほとんどの習慣は無意識のルーティンである   習慣とは、最初は意識的に行っていた行動が、繰り返されることで無意識に移行し、定着した状態です。そして、基本的に習慣化されるということは、ほとんどが無意識でやっているということだと私たちは考えています。 無意識で行っているからこそ、自分が毎日の生活で何をしているのか、実はほとんどの人が理解していません。無意識の行動は自覚がないため、「私はこんなことやってない」と思っていても、実際には肌に悪影響を及ぼしているケースが山ほどあります。   無意識の例:右足から玄関を出る?   例えば、「玄関を出る際に、あなたは右足から出ていますか、それとも左足から出ていますか?」と聞かれても、すぐに答えられる人は少ないでしょう。ほとんどの人は毎日同じ足で玄関を出ているはずですが、これを意識している人はほとんどいません。 無意識の習慣は、意識した瞬間に初めて認識できるものです。生活習慣の非常に細かい一つ一つが、すべて無意識でできているのです。   2. 【衝撃の実話】何十年も悩んだ乾燥肌の原因は「リンス」だった   私自身の長年の肌トラブルは、まさにこの無意識の習慣によって引き起こされていました。 私は以前、超乾燥肌で、元々アトピーを持っていた経験もあります。特に冬になると、もみあげの下の辺りが毎年まるで鱗(うろこ)のようにガサガサになるという症状を何十年も繰り返していました。   病院や薬でも治らなかった原因   私はこの症状に対し、病院に何度も行き、薬を塗ったり、化粧品を変えてみたり、食事を変えてみたりと、あらゆる方法を試しましたが、全く治りませんでした。 その真の原因は、誰も思いつきもしなかった「リンス(トリートメント)」でした。 「髪にはつけているけど顔にはつけていないし、シャワーでしっかり洗い流しているから大丈夫」と普通は思います。しかし、シャンプーやリンスを洗い流す際に、その成分が顔の皮膚を伝い、知らず知らずのうちにもみあげの辺りに残っていたのです。 試しに一時的にリンスやトリートメントを全くやめた時期があったところ、何十年も苦しんでいた冬の乾燥が一気に治りました。シャンプー・リンスをやってお風呂から上がるという行為は無意識のルーティンですが、それが肌に影響しているとは全く思わないですよね。...

オイルクレンジングはオイル洗顔ではない。洗い流すクレンジングオイルとオイル洗顔の大きな違いと定義

オイルクレンジングはオイル洗顔ではない。洗い流すクレンジングオイルとオイル洗顔の大きな違いと定義 スキンケアに欠かせないクレンジングと洗顔。特に「オイル」と名の付く製品は、その高い洗浄力や肌への優しさから人気を集めています。しかし、「オイル洗顔」と「オイルクレンジング」…名前は似ていますが、実はその定義やメカニズムや役割は大きく異なります。 大きな混乱の原因として一部の方がオイルクレンジングのことをオイル洗顔と呼ぶことが挙げられると思います。しかし実際は似てるようでかなり違います 今回はそのような内容になります。   オイルクレンジングとは?オイルクレンジングの定義 主に液体のオイルを主成分とし、メイクアップ化粧品や皮脂などの油性汚れを浮かせて落とすことを目的とした洗浄料です。 より具体的に説明すると、以下の特徴があります。 主成分がオイル: ミネラルオイル、植物性オイル(オリーブ油、ホホバ油など)、エステル油などが配合されています。これらの油分が、油性であるメイク汚れや皮脂とよくなじみ、肌から浮かせます。 界面活性剤および水溶性成分の配合: メイクや汚れをオイルが取り込んだ後、水で洗い流せるようにするために、界面活性剤が配合されています。この界面活性剤の働きによって、水と油が混ざり合う「乳化」が起こり、洗い流しやすくなります。製品によっては、保湿成分などの水溶性成分も少量配合され、洗い上がりの肌のつっぱり感を軽減する工夫がされています。 高い洗浄力: 油性成分との親和性が高いため、ウォータープルーフのマスカラや落ちにくい口紅、ファンデーションなどの濃いメイクも効率的に落とすことができます。また、毛穴に詰まった角栓などの油性汚れにも効果を発揮します。 洗い流しが必須の洗浄料: クレンジング剤を肌になじませてメイク汚れを浮かせた後、**水またはぬるま湯で洗い流すことが前提となっています。**乳化させることでオイルが水と混ざりやすくなり、肌に残ることなく洗い流されます。   「油汚れは油で落とす」という原理に基づいており、肌への摩擦を最小限に抑えながら、素早くメイクを落とせる点が大きなメリットとされています。 オイル洗顔とは?オイル洗顔の定義 オイル洗顔とは、主に純粋な植物オイルやミネラルオイルなどの油性成分のみを主成分とし、界面活性剤を配合せず、肌の皮脂汚れやナチュラルメイク、さらにはウォータープルーフの濃いメイクアップ化粧品まで、オイルの油分で溶解させ、最終的にティッシュや柔らかい布で拭き取る(ティッシュオフ)ことで取り除く洗浄方法です。 より具体的に説明すると、以下の特徴があります。 主成分がオイルのみ(界面活性剤不使用): ホホバオイル、スクワラン、ベビーオイルなどの純粋な油性成分が使用されます。水と油を混ぜるための界面活性剤は配合されていません。これにより、肌への刺激を極力抑え、必要な皮脂を取りすぎないことを目指します。 油分による高い溶解力: オイルの油分は、**ウォータープルーフのマスカラや落ちにくい口紅、ファンデーションなどの油性メイクアップ化粧品、そして皮脂汚れと非常に親和性が高く、これらを強力に溶解させ、肌から浮かせます。**これにより、界面活性剤の力を借りずとも、しっかりとしたクレンジング効果を発揮します。 洗い流しではなく「ティッシュオフ」: 界面活性剤が含まれていないため、水で洗い流しても油膜が残ってしまいます。そのため、メイクや汚れを浮かせたオイルを、ティッシュや柔らかいタオルで優しく吸い取るように拭き取ることが前提となります。この拭き取り作業で、溶解させた汚れと余分なオイルを除去します。 目的が洗顔・保湿・肌保護: メイクを落とすだけでなく、肌の潤いを守りながら優しく清潔にする、あるいは肌のバリア機能を保つことを目的とします。拭き取った後も肌に薄くオイルの膜が残ることで、乾燥を防ぎ、肌を保護する効果も期待されることがあります。 W洗顔(石鹸洗顔)が推奨される場合がある: オイルの油膜感が気になる場合や、よりさっぱりと洗い上げたい場合には、ティッシュオフ後に石鹸などの洗顔料で軽くW洗顔を行うことが推奨されることもあります。 この「オイル洗顔」は、肌への刺激を最小限に抑えつつ、油性汚れや濃いメイクもしっかりと落としたい方、乾燥肌や敏感肌の方、または「肌断食」などのシンプルケアを実践している方に選ばれることのある美容法です。 このようにオイルクレンジングとオイル洗顔は成分ややり方も含めて大きく違います。 オイルクレンジングのことをオイル洗顔と言う人がいる理由 おそらくこの理由としてはクレンジングと洗顔を一緒の意味として考える人が一定数いることや、クレンジングオイルを洗顔代わりに使う方が一定数いるということが考えられます。...

メイク残りが気になる。メイク残りは肌荒れの原因になる?セラクレンズやオイル洗顔でメイクが本当に落ちているの

メイク残りは肌荒れの原因になる?科学的根拠に基づく真実 「メイク残りが肌荒れや毛穴の黒ずみの原因になる」――そう信じている方は少なくありません。しかし、本当にそうなのでしょうか? 本記事では、科学的知見に基づき、この長年の疑問に終止符を打ちたいと思います。   大前提。実はメイク残りが肌荒れになるという科学的根拠はゼロ まず、衝撃的な事実からお伝えします。「メイク残りが直接的に肌荒れを引き起こす」という明確な科学的根拠は、現在のところ存在しません。 多くの人が漠然と抱いているこの認識は、誤解や都市伝説に近いものと言えるでしょう。   美容皮膚科学の観点から見ると、肌荒れの原因は多岐にわたり、外部からの刺激、内部的な要因(ストレス、ホルモンバランス)、遺伝的素因などが複雑に絡み合っています。例えば、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎の原因として、特定の化粧品成分やアレルゲンが挙げられることはありますが、「洗い残されたメイクそのもの」が直接的な皮膚炎やニキビの引き金となるという明確な研究結果は、現在研究では報告されていません。   むしろ、「肌のバリア機能の低下や過剰な皮脂分泌、アクネ菌の増殖などがニキビの主要な原因である」という見解が一般的です。   合わせて読みたい オイル洗顔、オイル美容が合わない、ニキビができた、肌荒れする、ヒリヒリする、痒くなる。そんな時に読んでおきたい心のクスリ https://miule.jp/blogs/column/250124   なぜできた?メイク残りが肌荒れの原因になるという都市伝説 都市伝説となると言い過ぎの部分もあるかと思いますが、この説の多くの部分がある成分がその人にとって肌に合わない成分があり、たまたま肌が荒れてしまったが正解のような気がします。   特にメイクは色があり、塗った部分が見えますし、取った時も取れたが分かりやすいため原因にしやすい面もあるかと思います   またもうひとつに、毛穴詰まりはニキビの原因になるという説があると考えられます。しかし、この医学的な毛穴詰まりによるニキビの原因説は、角層やターンオーバーの乱れによって毛穴が詰まり、炎症が起こったり、アクネ菌が増殖することによってニキビの原因になるということが定説であり、その原因を作っているのは年齢、ホルモンバランス、生活習慣の乱れ、食事、紫外線、過剰な洗浄などさまざまな要因が挙げられており、直接ひとつの原因を結びつけることはできませんし、またその中にメイク残りという原因が挙げられている科学的な論文というのは現在ではありません。   ただし、これは「メイク残りが全く毛穴に影響しない」という意味ではないのもまた問題を難しくしているところでもあると感じます。   ここでは、まずこの都市伝説が多くの誤解を生んでいる状況と理解、また何を気をつければ良いのかについて詳しく解説していきたいと思います。   メイク残りという前に。そもそもメイクとはなに?世の中にメイクの種類は数え切れないほどあることを思い出そう 私たちが日常的に使用する「メイク」とは、顔料や油性成分、水性成分などを組み合わせて肌に色や質感を付与する化粧品の総称です。ファンデーション、アイシャドウ、リップ、チークなど、その種類は数えきれないほど存在し、それぞれ異なる目的と成分構成を持っています。   メイク残りがという前に、そのメイク残りとは、どのメイク、どのブランドの何のメイクということを問いましょう。   またメイクはたくさんの原材料でできている メイク製品は、単一の成分でできているわけではありません。例えば、ファンデーション一つをとっても、色を出すための顔料(酸化チタン、酸化鉄など)、肌への密着性を高める油性成分(各種オイル、エステルなど)、伸びを良くする水性成分(精製水、グリセリンなど)、製品の安定性を保つための界面活性剤や防腐剤など、数十種類の原材料が組み合わされて作られています。これらの成分は、安全性試験をクリアしたもののみが化粧品に配合されます。  ...

セラクレンズ使ってみたけど、オイルの酸化が気になる方へ。オイル洗顔も

オイル美容で使ってみたけど、オイルの酸化が気になる方へ:科学的根拠に基づいた真実   オイル美容を試しているけれど、オイルの酸化が気になっていませんか?「酸化したオイルは肌荒れの原因になる」という話を聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。しかし、この説には科学的な根拠がほとんどありません。今回は、化粧品のオイルの酸化と肌への影響について、論文や書籍を参考にしながら、その真実を徹底的に解説します。   大前提。酸化した皮脂やオイルが肌荒れの原因になるという本当とウソと都市伝説   「酸化した皮脂やオイルが肌荒れの原因になる」という話は、まるで都市伝説のように広まっています。一部には本当のことも含まれますが、多くは誤解や誇張された情報です。   まず、酸化ストレスと肌への影響については実際に多くの研究があります。酸化ストレスは、細胞や組織にダメージを与え、炎症や老化を促進することが知られています。しかし、化粧品中のオイルや皮膚上の皮脂の「酸化」が、直接的に、かつ顕著に肌荒れを引き起こすという点については、特定の条件を除き、明確な科学的コンセンサスは得られていません。   例えば、ニキビ(尋常性痤瘡)においては、皮脂の過剰分泌、毛包の角化異常、アクネ菌(Cutibacterium acnes)の増殖、そして炎症が複合的に関与します。このうち、皮脂の酸化が炎症を誘発するという説もありますが、酸化したリノール酸誘導体などがコメド形成を促進する可能性が指摘されているものの、それが直接的な肌荒れの主因であるというよりも、むしろ全体の病態生理の一部として捉えられています。   参考論文: Jeremy, A. H., et al. (2003). "Inflammation of the sebaceous gland and pathogenesis of acne vulgaris." Dermatologic Clinics, 21(1), 1-13. Wertz,...

レチノールとホホバオイルの驚くべき相乗効果:科学が示す新たな可能性

エイジングケアの強力な味方として知られるレチノール。その効果をさらに引き出す可能性を秘めた成分として、近年注目を集めているのがホホバオイルです。 ホホバオイルは長年にわたり皮膚やヘアケア用途に広く使用されてきましたが、最近では創傷治癒、皮膚軟化剤、保湿、抗炎症、抗菌効果などの皮膚への効果があることが証明されています 今回ご紹介する最新の研究論文(Nagy Katalin, 2024)では、ホホバオイルがレチノールの皮膚への浸透を劇的に高めるという驚くべき結果が報告されました。この研究結果は、私たちのスキンケアに対する考え方を大きく変えるかもしれません。   なぜホホバオイルがレチノールの浸透を助けるのか? 研究では、人工皮膚モデル(Skin-PAMPA)を用いて、レチノール単体とホホバオイルを加えたレチノール製剤の皮膚透過性を比較しました。その結果、10%のホホバオイルを加えることで、1.0%のレチノールの皮膚透過性がなんと約40倍に増加したのです。   この驚異的な効果の背景には、ホホバオイルの独特な性質があると考えられています。   皮膚のバリア機能への影響: ホホバオイルは、人間の皮脂と非常に類似した構造を持っています。そのため、皮膚の最も外側の層である角質層に馴染みやすく、脂質バリアの流動性を高める可能性があります。     皮膚の角質層は、壁のセメントのような役割を果たす脂質マトリックス(モルタル)の中に、いわばレンガのような役割を果たすケラチンタンパク質(角質細胞)で構成されています。外から塗った有効成分のを送り出す、効果的に向上させるには、脂質モルタルを軟化させ、有効成分がケラチンベースの「レンガ」の周りを滑り抜ける技術が不可欠になってきます。     そこで注目したいのが、ホホバ油ワックスエステルの構造です。ホホバ油は、皮膚の皮脂脂質と非常によく似ています。そのため、ホホバ油は親油性の有効成分の受動浸透を高め、可溶化した有効成分の浸透を向上させることができると考えられました。     今回の研究では、3 つの処方が試験されました。1 つ目はレチノールなしで 10% ホホバ油のみ(Formulation1)、2 つ目は 1% レチノールと 9% 大豆油(Formulation2)、3 つ目は 1% レチノールと 9%...

洗えば洗うほど皮脂分泌は増える?乾燥肌の人ほど皮脂分泌が出る?皮脂を取れば取るほど皮脂は出る?という説を徹底解説

乾燥肌の人ほど皮脂分泌が出る?皮脂を取れば取るほど皮脂は出る?という説がSNSを中心に議論されることがありますが、実際にどうなっているのでしょうか 今回は、そのような疑問に対して科学的に解説していきたいと思います まず乾燥肌の人ほど皮脂分泌が出る。皮脂を取れば取るほど皮脂は出るという主張に対して、反対論として、そんな根拠はない ただし、反対意見の方も含めて、どちらも根拠を示された投稿を見たことがまだありません。 まずこの問題を考える前になぜ皮脂は出るのか、どうやって皮脂の量は調節されているかについて解説したいと思います。   なぜ皮脂は出るの? 皮脂は人間の肌を守る大切な物質です。ウイルスや外的な刺激から肌を守る役割、抗菌効果、シグナル伝達物質としての役割、保湿の役割など実に様々な役割を持っており、肌を守っている大切な物質で、肌を守るために皮脂は出ています。   皮脂はどうやって出る量を調節してる? 皮脂はどのように出る量を調節しているのかご存知でしょうか?それを学ぶ前に知っておきたいのが、皮脂はどうやって貯蔵されるかという問題です。 皮脂は作った分だけ、そのまま皮膚の表面に出てくるという単純な仕組みには肌はなっていません。人間の体の中で作られた皮脂は、まず皮脂腺の導管に蓄えられます。そしてもうひとつ、蓄えられる場所がありますlそれが角質層です。角質ではミルフィーユの間にオイルを挟むように浸されており蓄えています。   そしてここが大切なポイントですが、角質の皮脂がなくなると、毛細管現象で貯蔵庫である(皮脂腺の導管から吸い上げられ、常に一定量を保つように供給される仕組みになっています。   つまり脂性肌の人が洗っても洗ってもまた皮脂が出てくるのはこのためです。逆に洗いすぎは皮膚を傷め、ニキビの原因になることが言われているため注意も必要です。   皮膚表面のオイル量を感知して、毛細管現象で皮膚表面に皮脂腺から皮脂を供給しているために、脂性肌の人がオイルを塗っても塗らなくても皮膚内で作られる皮脂量は変わらず、皮膚の表面ではむしろ供給が減る可能性があることが言えると思います。   ポイント 皮脂は産生と貯蔵という2つの段階がある。作られる量は皮膚表面の皮脂量の影響は受けないが、皮膚表面の皮脂量に応じて貯蔵庫から供給される 皮膚表面に出ている皮脂だけではなく、角質内の皮脂も貯蔵の役割をしている 皮膚表面の皮脂を頑張って取っても、作られる皮脂量は変わらない、そして取られた分、肌を守るために貯蔵された部分から出てくる   つまり肌内部の中で皮脂を作る量は変わらないけれども、洗えば洗うほど皮膚表面に出てくる皮脂量のトータル量は増えてくるということです。   つまり洗いすぎると皮脂量を作る量は増えないけど、皮脂が出ることが、また体の中で作る量よりも洗いすぎてしまうと枯渇して、足りなくなるということも言えると思います。   結論 どちらも正しい 弊社で調べた結果としてはどちらの意見も見方によっては正しいと言えます 確かに洗顔で皮脂を洗い流しても、皮脂腺での産生量としての皮脂は増えません。ただ実際にはあらかじめ作られた皮脂が多量に蓄えられていて、洗顔のたびに皮脂が角質層に補充されるので、日常生活の範囲(貯蔵が尽きない範囲)においては、洗うほどにオイリーが余計にひどくなることはなくても、皮膚表面に出てくるトータルの量としての皮脂は増えると言えます。   乾燥肌の人ほど皮脂分泌が出る。皮脂を取れば取るほど皮脂は出るという主張派の人にとっては1日の産生量のことを言っているのではなく、体感や実感として主張しており、実際に皮膚表面の保有量が減れば、導管から皮脂が供給されるため正しいということが言えると思います。特に取っても取っても、洗っても洗っても出てくる感覚があり、実際に人体がそのような仕組みになっているためこのように認識するに至ることは普通かと感じます。   ある意味見方によっては、乾燥肌の人ほど皮脂分泌が出る。皮脂を取れば取るほど皮脂は出るというのが正しい主張になります。...