この化粧品が合わない、肌荒れするというSNSの投稿がほとんど参考にならないこれだけの理由
2024. 12. 18化粧品が合わない 肌荒れするというSNSやレビューの投稿がほとんど参考にならないこれだけの理由
新しい化粧品を購入しようと考えているとき、多くの人が参考にするのがSNSやレビューなどの口コミです。実際に使用した人の生の声を聞けるので、購入の判断材料として非常に役立ちますよね。しかし、いざ肌荒れなどのトラブルが発生した際にSNSの意見を参考にしようとすると、「参考にならない!」と感じるケースが少なくありません。
一体なぜ、肌荒れに関するSNSの意見は参考にならないのでしょうか?その理由を、以下の5つのポイントにまとめてみました。
1. 肌質は人それぞれ異なる
肌荒れは、年齢、乾燥、脂性、敏感肌など、様々な原因によって起こります。そのため、ある人にとって効果的な化粧品が、別の人にとっては全く効果がないという場合も珍しくありません。さらに、同じ肌質であっても、ニキビができやすい、アトピー性皮膚炎を持っているなど、個人の肌状態によって異なるため、一概に同じ意見が当てはまるとは限りません。
2.化粧品以外の肌荒れ要素がたくさんあるのに、そこは全く言及されない
肌荒れの原因は化粧品だけではありません。おそらく最も肌に影響するのは生活習慣だと思います。睡眠不足、食生活の乱れ、ストレスなどの生活習慣は、肌荒れの原因として大きく影響します。また、何を食べたかも肌に大きく影響する要素です。
紫外線も大きな影響です。紫外線は、シミやシワの原因となるだけでなく、肌の炎症を引き起こし、肌荒れを悪化させることがあります。
もしかすると ホルモンバランスやストレスも原因かもしれません。女性の場合、生理周期や妊娠・出産などの影響でホルモンバランスが変化し、肌荒れが起こりやすくなります。
つまり何が言いたいのかと言いますと肌に影響する要素は化粧品なんかよりも他の要因の方が影響するはずなのに、なぜかつけたものを原因と断定してしまう傾向があり、その他情報が一切検証されていません。
3.使い方が悪かったのかも
新しい化粧品を使い始めてから肌荒れがひどくなった場合、まず考えられる原因の一つは、化粧品の使い方が間違っていた可能性です。以下のようなポイントに注意して、化粧品を使っていたか確認してみましょう。
使用量はとても大切な情報です。
化粧品は、適量を正しく使用することが大切です。使用量が多すぎると、肌に負担がかかり、肌荒れを起こす可能性があります。
使用方法も大切な情報です
洗顔料やクレンジングは、肌を優しく洗いましょう。ゴシゴシこすったり、熱いお湯を使用したりすると、肌を傷つけてしまいます。
使用頻度も大切な情報です
1回使っただけなのか、使い続けた先に肌荒れしたのかが全く分からないものが多いのも特徴です。分かりやすいものですと、例えばピーリングのように毎日使用する必要のない化粧品もあります。それを毎日使っていれば肌荒れしてしまうのも納得するかもしれません
4.それ業界関係者のPRかも
実はこういった投稿も注意が必要です。例えば業界関係者や何かの商品やメーカーの利害関係者が個人でSNSやレビュー投稿をしている場合が多くあります。その場合よく見られるのが他社品の批判や他社品の関節批判になります。法律上規制はされたり、PR表記をつけなければいけませんが、違反者が多すぎるために規制がおいついていないのが現状で、その投稿者のバックグラウンドをしっかりと見ることも大切です。
5.肌が弱い人の意見を参考にしがち
肌が弱い人、弱っている人、美容医療などを行って、ダウンタイム中など肌を痛めている状態の人など肌が弱いのに、スキンケアやメイクを頑張ってる人の意見を参考にしがちなところが人によってはあるかと思います。
これはスポーツで例えるととても不思議な感覚です。ある特定競技において、全然できない人がやっているトレーニング、練習法、道具を参考にしますでしょうか?おそらくできる人やプロの方の方法を参考にするかと思います。そう考えると肌が強い方の方が得る情報は多いと感じます。
肌が弱い人、弱っている人ほどスキンケアや化粧品で何とかしようと努力される方が多く、知識も多いですが、逆を言うと肌が弱い、弱っている時は何かしらに原因を抱えており、それは生活習慣に問題があったり、遺伝的な問題があったりなど全く分かりません。下手をすると病院にまずは行って治療するべきかもしれません。
あくまで参考レベルに留めるのが良いかと考えます
ここまで見てきて
レビューやSNSからだけで得られる情報はいかに限定的で一部分しか見ていない情報だということはお分かりでしょうか。また、自分がいかに使われている方、投稿された方の背景まで見ていないかというのもわかったのではないかと思います。
おそらくほとんどの場合
化粧品以外の肌荒れする要因がたくさんあるのに、そこは全く言及されない。見えない
この1点で片付けられると思います。
良くないのは悪いレビューを見た時に同様の症状があった時に私もと連鎖反応してしまうことです。もちろん正しい場合もありますが、しっかりと上記の背景を調べたいところです。もしかしたら体調や昨日食べたものなどでたまたまかもしれませんし、本当にそうなのかもしれません。しっかりと見極める必要性があります。
それでも参考にしたい、注目したい見極めたいネガティブなSNSでの情報
化粧品でもネガティブな情報でももちろん有益な情報はあります。その最たる例が化粧品で起きた白斑問題です。多くの肌荒れ情報がありながら、メーカーも含めて対応できなかった過去があります。
そんな中、じゃあ結局のところ参考にした方がいいの?しない方がいいの?という声もあるかと思いますが、
化粧品でネガティブな情報で参考になる場合は以下の2つの条件が組み合わさった時に真実性が相当高くなると考えています。
- 全く同じ症状が数多く、色々な人で多数投稿されている
- 化粧品が理由の肌荒れは見た目でとても分かりやすいということを知ること
まず一つ目ですが、全く同じ症状がそれぞれ違った肌質で環境で、多数見られる場合は上記の参考にならない条件が全て違っても逆にその症状になるということですから、かなり真実相当性が増します。
そして2つ目ですが、実際に医学書や論文の化粧品での肌荒れの症例写真を見ると分かりますが、化粧品による肌荒れというのはビックリするぐらい見た目にひどい症状が出ます。
ちょっと1個や2個ニキビができた、乾燥したみたいなものではありません。塗った個所に全体が真っ赤に腫れあがるなど、明らかにおかしい症状で外にも出れないレベルの重たいものが多く、とても分かりやすいものが多いです。白斑問題の時もまさにこのようなレベルの症状でした。
この2つが同時に重なった時はかなりの真実性が高く、注意点が必要となります。
以上いかがでしょうか
化粧品は合う合わないがあったり、美容好きの人はとにかく独自の美容理論や好きな商品を持っており、それを広めたいのもあります。またそれがメーカーや業界関係者となると尚更です。この情報過多の時代に色々な情報に惑わされることなく、より上質な情報を得て、ご自身の美容に活かしてみてください。