「冬になると肌が乾く」は当たり前じゃない。研究者がたどり着いた“洗わない”という保湿の正解 – MIULE ONLINE STORE

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「冬は乾燥する」は間違いでした。
乾く原因は季節ではなく“洗いすぎ”。
肌のうるおいを守る新しい保湿ケア。


毎年、冬が来ると訪れる「乾燥」の季節。 こっくりとしたクリームを塗っても、高価な美容液を足しても、夕方には肌がつっぱる。敏感肌で、洗顔後すぐに化粧水をつけないと不安になる——。


化粧品技術は進化し、保湿成分の研究も進んでいるにもかかわらず、肌悩みを抱える人の数は右肩上がりに増え続けているというデータがある。この矛盾に対し、「私たちが長年信じてきた“洗う習慣”そのものが間違っているのではないか」と警鐘を鳴らす人物がいる。


「習慣を考える」をコンセプトに、水で洗い流さないクレンジング「セラクレンズ」を開発したMIULE(ミューレ)代表であり研究者の植村元氏に、冬の乾燥肌を救うための「引き算」のメソッドについて聞いた。
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yahooニュースにて掲載

1. 美容業界のパラドックス:進化する成分と、救われない肌

編集部: 冬の乾燥対策として、業界では毎年新しい保湿成分やクリームが発売されています。それなのに、なぜ私たちの肌悩みはなくならないのでしょうか?


開発者: それこそが私が研究者として長年抱いていた疑問でした。 論文を読み漁り、市場をリサーチしてたどり着いたのは、悩み事を解決するための商品が進化し、いつの間にか生活が悩み事を解決するプロダクトに溢れ、それが習慣として定着し、いつしかその習慣増えすぎたことがダメージになっているという事実です。


現代人は、清潔志向の高まりとともに、江戸時代の人々に比べて約60倍も体を洗っていると言われています。 技術が進化しても肌荒れが減らないのは、「与えるケア」の進化以上に、「洗いすぎる習慣」による肌へのダメージが上回っているからではないか。私たちはそう仮説を立てました。

2. 冬の乾燥肌を作る「洗いすぎ」の正体

編集部: 冬場は特に乾燥や敏感肌に悩む女性が多いですが、これも「洗いすぎ」が原因なのでしょうか?


開発者: その可能性は非常に高いです。 


まずはっきり言えるのは冬になったら乾燥する、乾燥肌になる、カサカサになるのは肌が異常な状態であるサインです。


これ季節的なものや当たり前と思われている方が非常に多いですが、正常な肌状態であれば、夏だろうが冬だろうが肌は乾燥しません。もちろん外気が乾燥しているなど外部の環境が乾燥している状況はあります。しかしながら、人はそれによって調整するため余程の過酷な環境に長期間いない限りそのような状態にはならず、温度や湿度管理がされた現代の生活ではそのような環境に身を置くのは逆に難しい状況です。


編集部: では、季節的な要因ではないと


開発者:はい。冬だから乾燥するのではなく、そもそも乾燥肌の状態になっているから乾燥しているのだということです。特に外気が乾燥している冬は特に感じやすいので、季節のせいにしてしまいがちになります。冬になったから乾燥肌を感じ取れたがニュアンスとしては近いです


そういった方の多くが日々の洗いすぎによる乾燥肌だと思います。


「洗う」という行為は、汚れを落とすと同時に、肌の健康に不可欠な皮脂やうるおいまで洗い流してしまう、非常に難しい行為です。 乾燥するからクリームを塗る。でも夜にはまた洗浄力の強いものでバリア機能を壊す。この「洗う→乾く→塗る」というマッチポンプ(悪循環)こそが、冬の乾燥肌が治らない最大の要因なのです。


3.なぜ「オイルクレンジング」で乾燥するのか


編集部: 一般的なオイルクレンジングは「よく落ちるけれど乾燥する」というイメージがあります。特に冬はその乾燥が感じやすいとの意見があります


開発者: その原因は「仕組み」にあります。 クレンジングオイルの主成分は「オイル」と「界面活性剤」です。オイルでメイクを浮かせた後、つけたものを洗い流すために界面活性剤が配合されており、それによって水で洗い流すことを可能にしています。


しかし、この「つけたものを水で洗い流す」という行為が、肌に必要な油分まで根こそぎ奪ってしまうのです。 つまり、クレンジングは「メイクを落とす機能」には優れていても、「肌の潤いを守る機能」においては、構造的な限界があると言わざるを得ません。


編集部: ありがとうございます。よく、オイルクレンジングは「よく落ちるけれど乾燥する」というイメージがあります。特に冬はその乾燥が感じやすいとの意見がありますがそちらはどうでしょうか?


開発者:問題はその頻度と回数、クレンジングの洗浄強度にあると考えています。例えば顔を洗うという行為が一日1回であればもしかすると問題ないのかもしれません。でもクレンジングだけで一日終わる人は稀で、朝洗顔したり、お風呂に入ったり、一日何回も手を洗ったりと、無意識に何度も洗っているのです。


こうなるとそれは日常習慣として常に乾燥状態になっており、冬に乾燥するではなく、最初から乾燥していて、冬になったらより分かる状態になっているだけと言えます。


4. セラクレンズの革新性:「洗わない」から、守れる

編集部: そこで開発されたのが、MIULEの「セラクレンズ」ですね。既存のものとは何が決定的に違うのでしょうか?


開発者: 最大の違いは、「界面活性剤を使わない」こと、そして「水で洗い流さない」ことです。セラクレンズは、美容オイルの力だけでメイクや汚れを浮かせます。そして、浮いた汚れをティッシュやフェイスペーパーで優しく「吸い取る(オフする)」という手法を採用しました。 水を使わないので、肌がふやけてバリア機能が緩むこともありません。


編集部: オイルが肌に残る感覚に、最初は驚く人もいるそうですね。


開発者: はい。ですが、その残ったオイルこそが重要なんです。 汚れをオフした後に肌に残るのは、スクワランやホホバオイル、セラミドといった保湿・美容成分のみ。 つまり、クレンジングをした直後が、すでに「美容オイルで保湿をしている状態」になるのです。 洗い上がりの「キュキュッ」とした感覚は、実は石鹸ののこりカス肌の悲鳴です。セラクレンズは「しっとり」とした保護膜を残すことで、冬の乾いた外気から肌を守り抜きます。


編集部: セラクレンズは「拭き取る」のではなく「吸い取る」のですね。


開発者: その通りです。さらに、界面活性剤を使っていないため、肌に残った微量のオイルはそのまま「高保湿美容液」として機能します。 シートのように肌の水分を奪うどころか、「洗う」と同時に「保湿ケア」が完了する。これが、水を使わない「オイル洗顔」の独自のメカニズムです。


編集部: 「洗い流さない」というのは、単なる手抜きではなく、計算された設計なのですね。


開発者: その通りです。ペーパーでオフした後、肌表面には微量のオイルが残りますが、これがそのまま「保湿クリーム」や「美容液」の役割を果たします。
つまり、「汚れを落とす」工程と「保湿する」工程が同時に完了するのです。

5. 寒い冬、洗面所に立たなくていい「余白」を

編集部: 機能面だけでなく、生活スタイルにも変化が生まれそうです。


開発者: その通りです。冬の夜、寒い洗面所で冷たい水や、逆に乾燥を招く熱いお湯を使って顔を洗うのは億劫ですよね。 セラクレンズなら、水を使わないので場所を選びません。


暖房の効いたリビングで、ソファに座りながら。あるいはベッドの上でも。 「メイクを落とさなきゃ」という義務感が、「自分をいたわるリラックスタイム」に変わります。 事実、水が貴重な登山や、過酷な環境にいる自衛隊の方々にも、この「肌を守りながら落とす」機能が支持されています。


編集部: 最後に、冬の肌荒れに悩む読者へメッセージをお願いします。


開発者: 「洗う」を減らせば、肌は必ず応えてくれます。 MIULEが提案するのは、化粧品というモノではなく、「習慣のデザイン」です。 この冬は、頑張って「足すケア」をするのではなく、勇気を持って「洗わない(引くケア)」選択をしてみてください。翌朝の肌の柔らかさに、きっと驚かれるはずです。


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PROFILE | 植村 元(うえむら げん) 株式会社Cogane studio 代表取締役 / 化粧品研究開発者 自身の肌荒れ経験から「洗いすぎ」の問題に着目し、習慣を考えるコスメブランド「MIULE」を設立。科学的知見に基づき、現代人のライフスタイルに合わせた製品開発を行う