オイル洗顔で人気のホホバオイルで角栓がとれる?方法や注意点を解説
2023. 05. 28この記事では、角栓ができるメカニズムや、ホホバオイルでできるケアについて詳しく解説しています。
角栓の詰まりでお悩みの方や、ホホバオイルについて詳しく知りたい方は、ぜひこの記事をご覧になってください。
角栓とは?
角栓という言葉は知っていても、詳しく理解していないという方は多いのではないでしょうか。 角栓がどういったものなのか知っておくと、日ごろの肌ケアに役立てることができます。
ここから詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。
古い角質と皮脂が混ざり合って角栓になる
角栓は皮脂でできているというイメージがありますが、実際はほとんど古い角質(タンパク質)で構成されています。
毛穴から分泌される皮脂と、うまくターンオーバーされずに肌に残っていた古い角質が混ざり合い、毛穴をふさいでしまうことで”角栓”になります。
角栓は黒ずんで目立つだけでなく、ニキビや肌荒れの原因にもなります。 日ごろから気にして、適切なケアをすることが大切です。
黒ずんだ角栓を無理やり抜いて取り除こうとすると、それが肌への強い刺激になり、肌トラブルの原因になることがあります。
無理やり取り除くのではなく、オイルや洗顔料の力で浮かして落とすことが大切です。
古い角質ができるメカニズム
ここからは、角栓の原因になる”古い角質”がどのようにできてしまうのかを詳しく解説します。
古い角質は、肌のターンオーバーが正しく行われないことで生まれてしまいます。
ヒトの表皮は4つの層に分かれており、それぞれ肌の表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の順に分かれています。 肌のターンオーバーが行われることで、基底層から新たな細胞が生み出されます。
新しく細胞が生み出されると、古い細胞は肌の表面に向かって押し上げられていき、最終的に角質層まで押し上げられた後、垢になって剥がれ落ちていきます。
通常角質は、肌のターンオーバーによって一定期間で剥がれ落ちていきますが、生活習慣の乱れやストレスが原因でターンオーバーがうまく行われなくなることがあります。
ターンオーバーがうまく行われないと古い角質が肌に残り続けてしまい、それが毛穴から分泌された皮脂と混ざり合うことで角栓になってしまうのです。
白い角栓と黒い角栓について
白い角栓は、まだできたばかりの角栓です。 この状態ではまだ黒ずんでおらず白いため、あまり目立ちません。
しかし角栓が毛穴に詰まり続けていると、次第に黒ずんでいきます。 黒ずんでいく理由は、角栓に含まれている皮脂が酸素と反応して酸化していくためです。
できたばかりの角栓はあまり目立ちませんが、長い期間放っておくと酸化してだんだん黒ずみ、目立ってきます。 黒ずんだ毛穴は見た目に大きく影響を与えてしまいますし、肌荒れやニキビの原因にもなります。
まだ目立たないから大丈夫と放置するのではなく、目立たないうちに角栓を取り除くことが重要です。
ホホバオイルとは?
角栓を除去するのには”ホホバオイル”がオススメです。
ホホバオイルはヒトの皮脂に近い成分を持っており、うまく角栓を除去してくれます。 ここから詳しく解説していきますので、ホホバオイルについて詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
ホホバオイルは”ホホバの種から抽出される油”
ホホバオイルは、ホホバという植物の種から抽出される油です。ホホバはメキシコや南アメリカが原産の植物で、強い生命力が特徴です。色はほぼ無色透明で、香りもほとんどありません。 高い安定性を持っており、化粧品や石鹸などの様々な製品に幅広く用いられています。
人間の皮脂に近い成分を持っている
ホホバオイルには”ワックスエステル”という成分が多く含まれています。 植物油には様々な種類のものがありますが、ワックスエステルを含む植物油はホホバオイルしかありません。
ワックスエステルはヒトの皮脂にも含まれている成分です。 そのためホホバオイルを顔になじませることで、皮脂をうまく浮かしてくれ、毛穴に詰まった角栓をキレイに取り除くことができます。
角栓を取り除くためのオイルには様々な種類がありますが、中でもホホバオイルは特に角栓除去に向いているオイルといえます。 また植物由来の油なので、ヒトの肌に優しい性質を持っています。毛穴の黒ずみにお悩みの方は、まずはホホバオイルから試してみるのがオススメです。
ホホバオイルで角栓ケアをする方法
ホホバオイルは角栓除去に最適なオイルです。 ホホバオイルをうまく活用することで、毛穴に詰まった角栓をキレイに取り除くことができます。
ここからは、ホホバオイルを使った角栓ケアについて詳しく解説していきます。
ホホバオイルを顔に馴染ませてマッサージ
ホホバオイルはヒトの皮脂に近い成分を持っているため、顔になじませることで角栓をうまく浮かしてくれます。 さらにその状態でマッサージをすることで、角栓をよりキレイに取り除くことができます。
まずホホバオイルを乾いた顔にまんべんなくなじませます。 このときオイルの量が足りないと手が直接肌に触れてしまい、肌への刺激になってしまうので注意してください。
マッサージは優しくゆっくりと行うことが大切です。 指で円を描くようにクルクルとマッサージするとよいでしょう。
あまり長時間マッサージしてしまったり強くこすったりしてしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。マッサージが逆効果になってしまわないよう、十分気を付けてください。
洗顔料で洗い流すかタオルでふき取る
マッサージが終わったら、オイルを取り除いてあげます。オイルは水では洗い流すことができないので、洗顔料で洗い流すかタオルでふき取るとよいでしょう。
洗顔料ならオイルのべたつきを残さずにサッパリと洗い流すことができます。 オイルのべたつきが気になる方や、オイルのせいでニキビにならないか心配な方は洗顔料で洗い流すことをオススメします。 デメリットとして、洗顔後に肌が乾燥してしまう点があります。 洗顔後はしっかりと保湿することを忘れないでください。
肌の乾燥が気になる場合は、柔らかいタオルでふき取るとよいでしょう。 若干べたつきは残ってしまいますが、肌の乾燥を防ぐことができます。 その際オイルが肌に残らないように、丁寧にふき取ることが大切です。 肌に残ったオイルが、ニキビの原因になる場合があります。
お風呂で毛穴をしっかり開かせると効果大
マッサージの前にあらかじめ毛穴を開かせておくと、角栓をうまく浮かせることができます。
マッサージの前に入浴しておくと、毛穴がしっかりと開いてくれます。 湯船に浸からなくても、シャワーを浴びるだけでしっかりと毛穴は開いてくれるので問題ありません。
もしお風呂に入らない場合は、温めた蒸しタオルを肌に当てて毛穴を開かせるとよいでしょう。 蒸しタオルは濡らしたタオルを電子レンジで30秒ほど温めるだけで簡単に用意することができます。
まとめ
ホホバオイルはオイルマッサージに適したオイルです。 うまく活用することで、なかなか取れずに悩んでいた毛穴の黒ずみを解決できるかもしれません。
毛穴の黒ずみにお悩みの方は、ぜひホホバオイルでオイルマッサージをしてみてはいかがでしょうか。