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「乳化」とは?クレンジングオイルとオイル洗顔の違い

2023. 06. 13
「乳化」とは?クレンジングオイルとオイル洗顔の違い

この記事では、クレンジングにおける乳化のメカニズムや、ベビーオイル・ホホバオイルでメイクを落とす方法について詳しく解説します。

クレンジングの仕組みを詳しく知りたい方や、オイルでメイクを落としてみたい方はぜひご覧ください。

 

クレンジングの「乳化」って?

  クレンジング

一般的なクレンジングでは、”乳化”という反応が起こっています。 乳化という反応を利用することで、なかなか落とすことのできないメイクをキレイに落としているのです。 ここからは、乳化について簡単に解説します。

 

乳化とは”水と油を混ざり合わせること”

乳化とは、水と油を混ざり合わせることです。 水と油は通常、そのままの状態では混ざり合うことはありません。 しかし化学反応を利用することで、水と油を均一に混ざり合わせることができます。 乳化は様々な分野で応用されており、料理でソースを作るときや、食器の油汚れを落とすときにも乳化が用いられています。

クレンジングにおいても、そのままの状態では落とすことのできないメイクの油分を、乳化を利用することで水で洗い落とせる状態にさせているのです。 クレンジング剤には”界面活性剤”という成分が含まれており、乳化を助ける役割を持っています。 界面活性剤の働きにより、簡単には落とすことのできないメイクの油分をキレイに洗い流せているのです。

 

メイク落としのメカニズム

ここからはメイク落としのメカニズムについて詳しく解説します。

普段何気なく行っているメイク落としのメカニズムを知ることで、より肌に優しいメイク落としができるようになります。 ぜひこの機会にメイク落としのメカニズムについておさらいしておきましょう。

 

クレンジングの仕組み

 

メイクの油分をクレンジング剤のオイルと混ざり合わせて浮かす

メイクの油分はそのままの状態ではうまく落とすことができません。 そのためまずはクレンジング剤に含まれているオイルと混ぜて、油分を浮かす必要があります。

こうすることで、なかなか落とすことのできない油分を洗い落とすための準備が完了します。 この工程が不十分だと洗い残りが出てきてしまうので、丁寧に行うことが大切です。

 

界面活性剤の力でメイクの油分を乳化させる

メイクの油分を浮かせた後は、油分を乳化させる必要があります。

一般的なクレンジングオイルには”界面活性剤”が含まれています。 界面活性剤とは、水と油をうまく乳化させるための成分です。 この界面活性剤の働きによって、メイクの油分をしっかり乳化させ、水で簡単に洗い流すことができるようになります。

界面活性剤のデメリットとして、肌に刺激を与えてしまう点と、余計に皮脂を落としてしまう点があります。 洗顔は優しく短時間で済ませると肌への刺激を最低限に抑えることができますので、意識してみてください。

 

乳化させたことでメイクを水で洗い流せるようになる

メイクの油分が乳化されたら、水でキレイに洗い流すことができるようになります。 このときもゴシゴシこすらず、手が直接肌に触れないように優しく行うことが大切です。

またこのときに熱いお湯で洗ってしまうと、余計な皮脂まで洗い流されてしまいます。 水で洗い流す際は、体温と同じくらいのぬるま湯で流すのがオススメです。 こうすることで油分をキレイに落としつつ、余計な皮脂を落とさずに済みます。

 

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ベビーオイルやホホバオイルでメイクを落とす方法(オイル洗顔)

  オフ

一般的なメイク落としはクレンジング剤と洗顔料で行いますが、ベビーオイルやホホバオイルでもメイク落としをすることができます。 ここからはベビーオイルやホホバオイルを使ったメイク落としの方法について、詳しく解説します。

 

1. オイルを顔全体に優しく塗り広げる

まずはオイルを顔全体に優しくなじませます。 このときオイルの量が少ないと肌に手が直接触れてしまいますので、少し多めにオイルを使うことをオススメします。 たっぷりとオイルを使って、まんべんなく顔全体にオイルをなじませましょう。

 

2. 撫でるようにしてしてオイルとメイクを混ぜ合わせる

目元などのメイクの濃い部分は、軽くマッサージをすることでメイクを良く落とすことができます。 顔全体にオイルをなじませただけでは、濃いメイクは落としきることはできません。 メイク残りは肌荒れの原因にもなりますので、メイクの濃い部分はより丁寧になじませましょう。 このとき強くマッサージをしてしまうと、肌に刺激を与える場合があります。 あくまでも丁寧に「なじませる」ことを意識しましょう。

 

3. 浮かせたメイクをフェイスペーパーや蒸しタオルで拭き取る

オイルと混ぜ合わせたことで浮かせたメイクは、フェイスペーパーや蒸しタオルで取り除きましょう。 通常のメイク落としであれば洗顔料で洗い落とすことが多いですが、オイルのみでメイク落としをする際は乳化できていないので、直接ふき取る必要があります。 拭き取る際は、なるべく柔らかい素材のものを使い、擦らないように注意しましょう。

 

「乳化」させないメリット

  

オイルのみでのメイク落としは、乳化させずにメイクを落とすことができます。

 

皮脂を余計に落としてしまうことがない

オイルでのメイク落としは最後にフェイスペーパーや蒸しタオルで除去するため、洗顔料で洗い流す必要がありません。 そのため余計な皮脂を落とさずにメイク落としをすることができるのです。 洗顔料を使ってメイクを洗い流すと、必要な皮脂まで落としてしまう可能性が高いです。 オイルのみでのメイク落としなら過剰に皮脂を落とすことはないので安心してメイク落としをすることができます。

 

界面活性剤による肌への刺激をなくすことができる

オイルを使ったメイク落としなら、クレンジング剤や洗顔料を使う必要がないため界面活性剤による肌への刺激をなくすことができます。 クレンジング剤や洗顔料に含まれている界面活性剤は乳化を助けるメリットがある代わりに、肌へ刺激を与えていしまうというデメリットがあります。 界面活性剤は便利な成分ですが、肌への刺激は避けられないのです。 オイルを使ったメイク落としは、最後にタオルやコットンで拭き取ればメイクを落とすことができます。 肌への刺激を最低限に抑えながらメイクを落とすことができるのです。

 

肌に残ったオイルが保湿効果をもたらす

オイルを使ってメイク落としをした後、肌の表面にオイルが残ります。 これによって、メイク落としをした後の乾燥を防ぐことができるのです。

最後に洗顔料を使って洗い流した場合は皮脂をかなり落としてしまうので、その後の乾燥が心配です。 オイルを使ってメイクを落とせば、最後に肌に残ったオイルが保湿効果をもたらしてくれます。

 

まとめ

  

一般的なクレンジングオイルには界面活性剤が含まれており、どうしても肌への刺激が強くなってしまいます。 しかしベビーオイルやホホバオイルを使ったメイク落としなら、界面活性剤が含まれていないため肌への刺激を抑えることができるのです。

肌への刺激が心配な方は、オイルを使ったメイク落としを試してみてはいかがでしょうか。