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オイル洗顔で気になる酸化問題。見分け方は?ベビーオイルは?徹底解説。

2023. 02. 28
ベビーオイルは酸化する?見分け方は?

この記事では、オイル洗顔やスキンケアやマッサージに便利なベビーオイルについて、オイルに共通する性質や酸化のしやすさ、酸化しやすいオイルとしにくいオイルの見分け方を紹介します。 購入したオイルをなかなか使い切れず、このまま使い続けていいのか不安を感じている方はぜひこの記事を参考にしてください。

 

オイルの性質

  

スキンケアやマッサージによく用いられる”ベビーオイル”は、美容効果や保湿効果を持つ便利なアイテムです。 しかしオイルは種類によって、保管している間に酸化して劣化してしまいます。 なぜオイルは酸化してしまうのか、酸化すると性質はどうなってしまうのかについて、ここから詳しく解説していきます。

 

オイルは空気中の酸素と反応して”酸化”する

オイルは空気中の酸素の反応することで酸化してしまいます。 オイルに含まれる不飽和脂肪酸に空気中の酸素が結合することで、少しずつオイルが酸化するのです。 特に植物油は成分のほとんどが不飽和脂肪酸で構成されているため、特に酸化しやすいオイルと言えるでしょう。 植物油のオイルを購入した際は、その後の保管に注意する必要があります。 未開封の状態であれば空気に触れることがないので酸化しにくいですが、開封した後はどうしても少しずつ酸化していきます。 またオイルに日光が当たったり保管場所の温度が高かったりすると、より酸化反応が早く進みますので注意が必要です。

オイルを開封した後は栓をしっかりと閉め、冷暗所で保管するとよいでしょう。 そうすることでオイルの酸化を遅らせることができます。

 

酸化したオイルは性質が変化してしまう

オイルが酸化すると、性質が変化して肌に悪影響を与える場合があるので注意が必要です。 オイルが酸化すると、”過酸化脂質”という肌に強い刺激を与える物質が生まれます。 過酸化脂質が含まれるオイルを肌につけてしまうと、肌はその強い刺激から身を守るためにメラニン色素を多く分泌させたり角質層を厚くしたりします。 この働きによってシミができたり、ニキビや角栓ができたりしてしまうのです。

美容のために作られたオイルでも、酸化によって性質が変化することで肌に悪影響を与えてしまいます。 使いかけのオイルは酸化しないように注意しないと、かえっての肌へ刺激になることがあるので気をつけましょう。

 

ベビーオイルは酸化する?

  

保湿ケアやマッサージに便利なベビーオイルですが、なかなか使い切れずにいるという方も多いと思います。

使い切れないまま長期間保管してあるベビーオイルをお持ちの方は、ここからの内容をチェックしてみてください。

 

ベビーオイルは開封したあと少しずつ酸化する

ベビーオイルも種類によっては、開封した後に少しずつ酸化していってしまいます。

特にベビーオイルは大容量で販売されているものが多いため、すぐに使い切れないことが多いです。長期間使い切れないと思われる場合は、酸化しづらい種類のオイルを購入するか、保管方法に注意する必要があるでしょう。

 

ミネラルオイルタイプならほとんど酸化しない

ベビーオイルのなかでも、”ミネラルオイル”のものならほとんど酸化しません。。 ミネラルオイル(鉱物油)には不飽和脂肪酸が含まれていないため、酸化することがほとんどありません。そのため長期間使い切れないまま保管していても、成分や性質が変化しないのです。

ミネラルオイルタイプのベビーオイルなら、大容量サイズのものを購入しても安心して使い続けることができます。

ベビーオイルは直接肌につけるものなので、酸化していると肌荒れトラブルの原因になります。 ミネラルオイルなら、肌荒れトラブルのリスクを最低限に抑えることができるのです。

 

開封後は冷暗所で保管すると酸化を抑えられる

植物油や動物油タイプのベビーオイルだと、開封後に少しずつ酸化していってしまいます。 しかし開封後に冷暗所で保管することで、酸化の進行を抑えることができるのです。

酸化はオイルが空気中の酸素と反応することで起こりますが、その際に日光が当たっていたり高温化で保管していたりするとより早く酸化してしまいます。 そのため開封後のベビーオイルは、光の当たらない涼しい場所に保管することが望ましいでしょう。

 

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酸化しやすいオイルとしにくいベビーオイル

  

ベビーオイルで使われるオイルの種類は、大きく分けて3種類あります。

  • 植物性オイル
  • 動物性オイル
  • ミネラルオイル

オイルの種類によって、酸化のしやすさに差があります。 ここからは、オイル種類による酸化しやすさの違いについて解説します。

 

植物性・動物性のオイルは酸化しやすいオイルが多い

植物性と動物性のオイルは比較的酸化しやすいオイルの種類が多いです。 オイルの酸化は、オイルに含まれている”不飽和脂肪酸”が空気中の酸素と反応することで起こります。 植物性のオイルと動物性のオイルには不飽和脂肪酸が多く含まれているため、とても酸化しやすいものが多いです。 酸化したオイルは肌に強い刺激を与えるため、気を付けなければいけません。 開封した後は冷暗所に保管して、できるだけ酸化しないようにしておくことが必要です。

 

ミネラルオイルは酸化しづらく、安定している

ミネラルオイルは不飽和脂肪酸が含まれていないため、酸化しにくいとされています。 そのため長期間使い切れないままになっていても劣化が起こりづらいです。 自分がどれくらいのペースでオイルを使うのかわからない場合は、長期間保存できるミネラルオイルを選ぶのがオススメです。

 

酸化しやすいオイルは少量ずつ買うのがオススメ

植物油・動物油は保湿成分や美容成分が豊富な反面、酸化しやすいのがデメリットです。

少しずつしかオイルを使わない方は、すぐに使い切れる少量サイズの商品を購入するのがオススメです。 こうすることで、酸化による劣化のリスクを抑え、安全に使用することができます。

 

見分け方はある?

長期間使い切れずに保管してあるオイルは、使用前に酸化していないか確認する必要があります。 ここからは、オイルが酸化しているかどうかの見分け方について解説します。

 

オイルは酸化すると少し色が濃くなる

オイルは酸化すると、本来の色よりも少しだけ色が濃くなります。 比較的酸化しやすい植物油や動物油は、多くの場合褐色や茶色を呈しています。 酸化が進んでいくと、この色が少しずつ濃くなっていくのです。 買った時と比べて明らかに色が濃くなっている場合は、使用を控えたほうがよいでしょう。 色が濃くなっているかわかりづらい場合は、店頭に並んでいる新品と見比べるか、購入時にあらかじめ写真を撮っておくとわかりやすく見比べることができます。

 

手に伸ばして温めると香りの異変に気が付く

酸化したオイルは香りが変化します。 香りを嗅いでみるだけでも、オイルが酸化しているかどうか確認することができます。 常温だとなかなかわかりづらいので、手のひらに伸ばして温めるとよいです。 対応によって温められたオイルは、常温の時よりも強く香りを放ちます。

このとき香りに異変を感じた場合は、使用を控えたほうがよいでしょう。

 

まとめ

美容に便利なベビーオイルですが、酸化した状態で使用すると肌に刺激を与えてしまい、逆効果となります。

ベビーオイルを開封した後は保管方法に注意し、定期的に酸化していないかチェックすることをオススメします。